力まかせに白い布をつかむ二本の腕をかいくぐって、しなやかな指が驚異的なスピードで自身の着衣のボタンをはずした

その言葉も、尚樹の意識には到達しなかった。一瞬早く彩海の手が動かなければ、現実にボタンはすべて引きちぎれていただろう。力まかせに白い布をつかむ二本の腕をかいくぐって、しなやかな指が驚異的なスピードで自身の着衣のボタンをはずした。清流に躍る若い魚のように指が女体の中心を下り、首から裾まで一気にボタンを開放していく。
意外な展開に、尚樹の動きがわずかに停滞した。左右の手首に、彩海の両手の指が触れる。