泣くなく恵里子は身を屈め、パンツを膝下までおろした

冷たい刃先で首筋をスーッと舐められると、抵抗の気力はたちまち溶解させられた。
おののく手指で再びボタンをはずそうとした。トイレの狭い個室に閉じこめられたせいで、心理的な圧迫感は計り知れない。とにかく早くここを出たいとの思いだけだ。
なんとかボタンをはずし、ファスナーをおろした。支えを喪失したパンツがずり落ちそうになる。思わず両手でそれを押さえた。泣くなく恵里子は身を屈め、パンツを膝下までおろした。下着姿をさらした恥辱で胸が締めつけられていく。必死に堪えていた涙が瞼から溢れた。あとからあとから涙は溢れ、ついにはすすりあげていた。