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お尻の孔、何かの花のつぼみみたい……

小鳥遊葵

「お尻の孔、何かの花のつぼみみたい……。ううん、フジツボみたい……」
「ああっ、イヤぁ……フジツボ、だなんて……」
留美子自身、岩肌に貼りついているフジツボを思い浮かべていた。いまは食材として持て囃されているが、少し前までは見向きもされない海辺の生き物だった。
(お尻の孔ですもの……。たしかにそうね。以前は口にしなかったけど、いまは男女の交わりには欠かせない、食材……)
「る。留美子さん……びらびらの大小が四枚、まるで、意思があるようにそれぞれに、あああ、動いてます……」
「ああん、もう、よして……。言葉はもう、いらないの……。ねぇ、健太くん、早く、初体験、済ませましょう……。女の体のお勉強は、その後に一晩じっくり、させてあげるから……。さぁ、私に恥を掻かせてばかりいないで、あああ、もう、その硬いおちん×ん、留美子のおま×こに突き立ててみて……」
催促に欲情したのか、尻の割れ目を拡げていた健太の両手の指に力が込められた。
「あひぃーーーっ」
尻の割れ目を拡げられた状態で、グィッと力が加わり、引き寄せられた。
「ああん、つ、強すぎる……」
思わず尻の筋肉に力を込めたが、肛孔のあたりにぬめっと舌を感じた瞬間、留美子の下半身からすべての力が抜け、体を支える太ももだけがぷるぷると間歇的に震えを繰り返していた。

出典:~熟女のやさしい筆おろし (フランス書院文庫)

著者: 小鳥遊葵

熟女のやさしい筆おろし

「じっとしてて……これは大人になる儀式だから」少年のズボンからたくましい肉茎を引き出す美熟女。絡まる指先、深々と呑み込む唇、顎を伝う雫……祭りの夜、年上の女が若者の筆おろしをする島の風習。教え導くはずが、性の愉悦に溺れていく35歳。留美子、咲枝、由美……海の女は淫らで美しい。