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あぅっ、ママ……ああ、僕のち×ぽ、握って……。ああ、扱いて、ママ……

小鳥遊葵

由美は意を決し、全身全霊で健太に肉体奉仕し、まだ健太の記憶に生々しく残っているはずの留美子との交接図を、自らの女体で上書きするつもりになっていた。
「素敵よ、健太ちゃん……。ああ、これ、ママに昂奮してくれているのね……」
由美は健太と真正面から向き合い、タイルに膝をついていた。目の前に長大な肉棒が、先端から滲み出る先走りの汁を膨らませて聳えていた。
(すごく、大きい……。形は夫によく似ている……。でも、夫より健太ちゃんのお魔羅、一回りも大きい……)
そっと肉棒の下方に手のひらを拡げた。ずしっと重い肉棒の圧に指が震える。
「あぅっ、ママ……ああ、僕のち×ぽ、握って……。ああ、扱いて、ママ……」
もどかしそうに腰を突き出す健太を見上げる。自分の目が淫らな輝きを放っているのを、由美は熟知していた。
欲しくなると目に表れる。おまえの目は正直だ。魔羅が欲しいと、おまえはすぐ、目を潤ませる。夫はベッドの中でそう言葉責めし、昂ぶりを増幅させていた。
「健太ちゃん、留美子さんも、お風呂場で、こんなことしてあげたの?」
由美は指が回らないほど、太くて長い肉棒を手のひらで受け、絶妙な強弱で、二、三度、長竿を擦った。健太の腰が激しく震える。
「留美子さんと、こうして、一緒にお風呂で、戯れたのでしょう……」
由美は自分の声が必要以上にねっとりとしていることに気づいていた。留美子を妬みながらも、しかし、健太と留美子は昨夜一晩、どのように過ごしたのか、とても気になっていた。健太は何も言わなかった。かかわった女に対する健太なりの配慮なのか、その口の堅さが好ましい。
「ああ、ママ、ママの手、ああ、とてもいやらしくて、僕、か、感じる……」
「ええ。いいのよ。いっぱい、感じていいのよ」
由美はあくまでも優しい。肉棒を熟練の手さばきで刺激しながら、一方の手が、淫嚢を弄ぶ。
(ああ、私、なんてことをしているのかしら……。義母とはいえ、れっきとした母親なのに、私ったら、息子の生のお魔羅を手で扱いているなんて……)
何度も悔いながら、しかし、すでに点火し、燃え盛りはじめている体内の火は、もう、消すことは不可能だった。
「教えて、健太ちゃん……。留美子さんとのこと、ママには包み隠さず、教えて欲しいの」
由美は健太を見上げた。見つめている健太と視線が絡み合う。健太はひざまずく義母を見て、気持ちよさそうに目を細めて頷いていた。
「もちろんだよ、ママ……。僕、他には絶対に言わないけれど、ママにだけは隠し事などしない……」
(ママ、留美子さんとのこと、聞いて参考にしたいの……。ママはきっと、留美子さん以上のことをしてあげられるわ……)

出典:~熟女のやさしい筆おろし (フランス書院文庫)

著者: 小鳥遊葵

熟女のやさしい筆おろし

「じっとしてて……これは大人になる儀式だから」少年のズボンからたくましい肉茎を引き出す美熟女。絡まる指先、深々と呑み込む唇、顎を伝う雫……祭りの夜、年上の女が若者の筆おろしをする島の風習。教え導くはずが、性の愉悦に溺れていく35歳。留美子、咲枝、由美……海の女は淫らで美しい。