北條拓人 その繊細な指先が、シャンプーの泡を纏い、髪の毛の中を滑っていくと、この世のものとは思えない心地よさを味わえた 木を組み合わせたバスチェアに座らされると、頭からシャワーを浴びた。もちろん、シャワーヘッドから直接湯をかけられるのではなく、やさしい掌のクッションを受けてから濡らされていくのだ。 続けて掌に載せられたシャンプーを、このひと月ほどで好き勝手に... 2017.01.04 北條拓人