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その繊細な指先が、シャンプーの泡を纏い、髪の毛の中を滑っていくと、この世のものとは思えない心地よさを味わえた

北條拓人

木を組み合わせたバスチェアに座らされると、頭からシャワーを浴びた。もちろん、シャワーヘッドから直接湯をかけられるのではなく、やさしい掌のクッションを受けてから濡らされていくのだ。
続けて掌に載せられたシャンプーを、このひと月ほどで好き勝手に伸びはじめた髪の毛にまぶされた。
小柄な寧々の手指は、その一つひとつが愛らしいと思えるほど小さく、すべすべとやわらかい。その繊細な指先が、シャンプーの泡を纏い、髪の毛の中を滑っていくと、この世のものとは思えない心地よさを味わえた。
特に、頭皮をマッサージするように洗われるのは、最高の気持ち良さだ。心もち弱いようにも感じられる擦り方からは、必要以上の力で頭皮を傷つけぬよう細心の注意が払われている。
「痒いところはありませんか?」

出典:~誘惑の里 僕と美乳天女たち (リアルドリーム文庫)

著者: 北條拓人

誘惑の里 僕と美乳天女たち (リアルドリーム文庫)
旅先で遭難しかけた青年が流れ着いた女性ばかり住む村里。「お客様を丁重におもてなしするのがしきたりですから」そこで出会った3人の美女たちによる献身的な介護と、キスや抱擁に混浴プレイなどエロチックな誘惑の数々。日常から少し離れたおとぎ話のような桃源郷を舞台に天女との甘いアバンチュールが幕を上げる──。

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