羽沢向一 レモン色の布に包まれた二房の果実は、たっぷりと量感をたたえて、たわわに熟している 目の前に、声以上に魅力的なレモンイエローのふくらみがある。 夏休みまであと一週間という季節にふさわしい軽やかな半袖のワンピースの胸が、尚樹の顔の前で揺れているのだ。レモン色の布に包まれた二房の果実は、たっぷりと量感をたたえて、たわわに熟して... 2016.12.23 羽沢向一