「……やむごとなき御思ひ……なべてならず……皇女たちなどもおはしませば……」
と続けていたが、桐壺第一段の中ほどまで来たところで、
「この御方の……お、御諫めをのみぞ、なほわづらはしう……心苦しう……ウッ!」
痛烈な官能の発作に見舞われて、暗唱を中断し、頤を突き上げたままガクガクと激しく腰を揺すりたてた。
「イカせましたわ」
してやったりとばかり、京香が口を離した。
「お豆をこんなに硬くして――いやらしい」
女なればこそ、小雪が味わった快感の凄まじさが分かる。舌先に残る女蕾の痙攣を想い返しつつ、京香は憎しみとも羨望ともつかぬ表情を浮かべて、あお向けに崩れてしまった小雪の裸身を眺めやる。
「いつまでも寝ていると、試合放棄とみなすぞ。今のところから始めるんだ」
浩二に言われ、小雪はのろのろと身を起こした。頭が真っ白になって、目の前にいる京香の顔がぼやけている。どこまで暗唱したのかさえ定かではなかった。
「『なほわづらはしう心苦しう』からだ」
「……こ、心苦しう……」
(しっかりしなくては――)
負けたら終わり。二度とこの蔵から出られなくなる。小雪は自分にそう言い聞かせ、萎えそうになる心を励ました。
(負けない……必ず勝ってこの蔵を出てみせる)
女同士の戦いは、おのれの内なる女の性との戦いでもあった。情感に呑まれ、快楽で自分自身を見失ったほうが負けなのだ。
「かしこき御蔭をば頼みきこえながら――」
小雪が太腿を開いて暗唱を再開すると、京香も挑みかかるように顔を埋めてきた。
絶頂の余燼のくすぶる女芯の肉芽を、京香の舌が責めたてる。一度目でコツをつかんだとみえ、舌の動きはより巧妙だ。単調に舐めあげるだけではなく、舌先で転がし唇でついばんで吸いあげた。
出典:~蔵の中の未亡人兄嫁 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「ああ、義姉さんのおま×こ、とてもぬくいよ」背後からのしかかり、狡猾に腰をあやつる高校生。苦悶にゆがむ美貌、生汗で妖しくぬめ光る肌……24歳の若未亡人を襲った悪魔義弟のレイプ調教。46日間にもおよぶ、昼も夜もない地獄の生活。蔵の中――それは兄嫁を淫獣に変える肉檻!
