冷たい刃先で首筋をスーッと舐められると、抵抗の気力はたちまち溶解させられた。
おののく手指で再びボタンをはずそうとした。トイレの狭い個室に閉じこめられたせいで、心理的な圧迫感は計り知れない。とにかく早くここを出たいとの思いだけだ。
なんとかボタンをはずし、ファスナーをおろした。支えを喪失したパンツがずり落ちそうになる。思わず両手でそれを押さえた。泣くなく恵里子は身を屈め、パンツを膝下までおろした。下着姿をさらした恥辱で胸が締めつけられていく。必死に堪えていた涙が瞼から溢れた。あとからあとから涙は溢れ、ついにはすすりあげていた。
出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)~
著者: 鳴瀬夏巳
白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!