リンクに広告が含まれています

羞じらいにあえぎ、すすり泣きながら、夏子はおののく指で媚肉を左右にくつろげていく

結城彩雨

だが五郎は、さらに非情に夏子を追いつめる。
「自分の手で開いて、もっと奥まで見せろ」
「そ、そんな……」
「できねえわけねえよな、奥さん。可愛いガキのためだ」
かえす言葉もなく夏子は泣き顔をひきつらせた。一瞬、恨めしそうな目で五郎を見たが、すぐに固く両目を閉じた。噛みしめた歯がカチカチ鳴る。
(ああ、子供を……広美を取り戻すためなのよ……広美を……)
夏子は必死で自分の胸に言いきかせながら、ふるえる手を開ききった股間へ這わせた。
羞じらいにあえぎ、すすり泣きながら、夏子はおののく指で媚肉を左右にくつろげていく。秘められた肉襞が五郎の目にさらされ、さらにその奥にまで視線が入りこんでくる感覚に、夏子は気が遠くなった。
「もっと開いて奥を見せろよ、奥さん」
容赦のない声とともに、乳首の糸が夏子を脅してくる。
夏子は泣き声を大きくしながら、命じられるままにいっそう押し開いた。
(いや……ああ、自分でこんなことするなんて、いやです……)
こんな浅ましい真似をさせられるくらいなら、ひと思いに犯されたほうがましだと思った。
しかし、五郎はニヤニヤと覗きこんでは舌なめずりをするばかりだ。
「いいオマ×コだぜ、奥さん。そのままひろげてろよ」

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!