「んむ、ふゥゥッ……!」
荒ぶる鼻息を吹き付ければ、鼻梁を挟む双乳が嬉しげに震えた。
「はぅ!やぁ、んっ、恥ずかしい声、出ちゃう……」
賢太の鼻息に被さるように甘くふやけた美幸の嬌声が響き、摩擦熱にあてられた彼女の乳房が、じわり。新たな汗と熱気を孕む。
(目を合わせて、相手が気持ちよくなれるように考えて、動く……)
朱里の教えを遵守し、美幸の目線を追った賢太の手指が、自然と彼女の陥没乳首にたどり着く。
「あ、だ、駄目。そこ、今は……ふぁうッ!」
触れるなり怯え震えた、慎ましやかな凹み。続けて、あやすように、軽くタッチした指先で円を描くと、震えが悶えに変わった。
日頃過剰に守られてきたからか、やたら過敏な感応を示すのが嬉しくて。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!