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黒ワンピースの裏地をさらして淫らに腰を振りつづける弥生に、あの控え目で奥ゆかしいメイドの姿は微塵もなかった

御堂乱

「始めろ。ガチでやるんだぜ。演技したり、手を抜いたりしたら──フフフ、分かってるな」
「あ、あァ……」
弥生は目を閉じたまま、左手でゆっくりと乳房を揉みしだきはじめた。
白い膨らみがさまざまに形を変え、先端のピンク乳首が上向きに尖りはじめる。
細くて上品な指で、弥生はその尖りをつまみあげた。
「あんッ……」
甘やかな声が洩れ、ピクンと身体が痙攣した。
「あァ……道雄さん……」
熱っぽい吐息と共に、恋人の名を口にした。
見られていることを忘れて痴戯に没頭しようと、弥生は必死なのだ。
「道雄さん……あァ、ダメ……そこはダメよ」
男のそれをイメージした右手の指が、柔らかい栗色の繊毛を掻き分け、恥丘のふくらみの割れ目を優しくなぞりはじめる。
「ダメだってば……ねえ、いけないわ……あああッ」
指先が乳首をしごきはじめた。男に吸われている自分を空想しているのだろうか、乳首を引き伸ばしながら、弥生はうなじをのけぞらせ、せつなそうな表情をさらして喘いだ。
「いや……いや……あああッ」
右手の動きもせわしなくなってきた。尻を据えた状態では秘裂をなぞりづらいのだろう。乳首を責め苛んでいた左手を床について尻を浮かし、右手の中指を恥溝に埋めこんだ。
「ああン、道雄さん。ダメえェ」
せわしない指の動きと共に、ピチャピチャと粘膜が汁音を響かせはじめる。
「ハウウッ、ハウウウッ」
あえぎ声が獣じみてきた。
黒ワンピースの裏地をさらして淫らに腰を振りつづける弥生に、あの控え目で奥ゆかしいメイドの姿は微塵もなかった。竜二の手で口を塞がれた知美が驚きの目で見守る前で、弥生は自分だけの世界に没入していく。
「もっと……ねえ、道雄さん、もっと……あうううッ」
あえぎ声と共に汁音も大きくなった。腰の動きがさらに卑猥さを増した。
「ひいッ、ひいッ」
もう言葉も出なくなったのか。弥生は喉を絞って甲高い嬌声をあげるばかりだ。

出典:~立てこもり 高島家すべての女が奴隷になった日

著者: 御堂乱

立てこもり 高島家すべての女が奴隷になった日

「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!