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裕恵はいわゆる座禅転がしの体勢を取らされていた

但馬庸太

「い、痛いぃっ!」
和室に裕恵の悲痛な声が響いた。美貌を畳に擦りつけて、苦悶の表情を浮かべていた。額はじっとり汗ばんで、精飲のせいで息も荒い。
「縛りが好きなお客さんもいるんだ。この機会に慣れておいてもらわないとな」
「だからってこんな体勢、あうぅっ」
裕恵はいわゆる座禅転がしの体勢を取らされていた。
胡坐をかいた状態で前に押し倒され、両手は歪な輪になった足の間を潜らされる。
帯締めで手首と足首が重なる場所を纏めて縛り上げられていた。
頭部と肩、膝で体重を支えるしかなく、無茶を強いられる苦しさに悶える。
「くくく。身体だけじゃなくてマ×コまでいやらしいのか」
「やめて、見ないでください。ひっ、なにして、あ、あおぉ」
直接的な俗語に辱められたあと、秘部に触れたモノに四肢を戦慄かせた。
祐介に淫孔を舐められたのだと気づいた途端、肌がぞわりと粟立つ。

「女将さん、この旅館、お酌は裸でするんですよね?」下卑た眼差しで、和服の胸元に手を差しこむ中年男。屈辱に顔を歪め、艶れた乳房をもてあそばれる裕恵。乗っとられた旅館で奴隷勤務を強いられる女たち。布団部屋でフェラ奉仕し、露天風呂でソープ接待……秘密に気づいた客の令夫人までが悪魔の餌食に!