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と、魔手がパンティをかいくぐり、下草を掻きわけている

鳴瀬夏巳

突如、ジーンッと虫の飛んでいるのにも似た微音がうっすらと聞こえてきた。と、魔手がパンティをかいくぐり、下草を掻きわけている。また牝芯をいじられる、と身を固くする間もなく、比佐子は瞬悦に叫んでいた。
「あ、イヤあああっ!」
なにかが牝芯を猛烈に弾いたのだ。瞬悦が去ったあとも両膝がガクガク震えている。
「どうだ。効くだろう」
「な、なにをしたのっ」
奥寺が示したのは、ピンク色をした細長い物体である。長さ七、八センチで、カプセルの形をしている。それは奥寺の手のなかで、絶えず小刻みに振動していた。
「こんなの旦那は使ってくれないのかい。ローターだよ。大人のオモチャだよ。意外に貧しい性生活なんだな。あはははっ……」
「大人のオモチャ……」
呆然とする比佐子を嘲笑うかのように、奥寺が再びそれを陰部に忍ばせていく。

出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

著者: 鳴瀬夏巳

人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!