「このムチムチの身体で俺たちを楽しませてくれれば、命までとろうとは言わない。あんたもあんたの娘も、たいそうな別嬪だからな。たっぷり楽しんだ後は、殺さずに収容所送りにしてやる。有難く思いなよ」
「収容所で何をやるかって?さっき教えたろう?いろんな男とセックス三昧さ。あんたらの子宮に、俺たち優秀なプロキア人の子を宿すんだ」
脂ぎった手が左右からマレーナの乳房に触れた。たっぷりした乳肉を、掬うようにして揉みたてる。やわやわと揉みしだいて乳首をつまんだ。コリコリと扱きつつ何度も引き伸ばす。開かされた股間に髭ヅラの手が触れ、恥丘の盛り上がりを優しく指先でなぞりあげた。
「いやっ、いやです!ああっ、やめてえっ」
もう気もふれんばかりだ。偏執的な粘っこい愛撫にマレーナは喘ぎ声を高ぶらせ、拘束された肢体を狂おしげによじりたてた。泣き悶える人妻の白い裸身はまさに俎板の鯉である。
「やめて、もういや、もういやああっ」
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!