「も、もう……」
終わらぬ恥辱に、シルヴィアの美貌は脂汗をにじませている。
「これだけ……これだけ辱しめれば……充分でしょう?」
ガイウスの手で火照った乳房を絞り抜かれ、尖り勃った乳首を口に含んで吸われていた。初めての絶頂に痺れたままの身体をなぶり続けられて、息も絶え絶えの有様だ。疲労と恥の意識とで、地の底に沈んでいく気持ちだった。
「ハハハハ、何をバカな」
男の生理に疎い王女──レジスタンスの女リーダーをガイウスは笑った。
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!