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必死のマレーナは身を反らすようにし、豊満な乳房をせりだした

御堂乱

「お、お願いします……本当にあの……私、どんなことでもしますから」
必死のマレーナは身を反らすようにし、豊満な乳房をせりだした。酷薄ではあるがまだどこかあどけなさの残る少年の顔に乳首を触れさせる。たわわな白いふくらみをムニュッと相手の鼻に押しつけ、
「舐めて……マレーナのオッパイ、舐めてください」
精一杯の媚態を示してせがんだ。
(あァ、なんて破廉恥な……)
自分のしていることが信じられない。どこにこんな大胆さが潜んでいたのだろう。だが大勢の男たちのオモチャにされているかもしれない娘の身を思えば、羞じらってなどいられない。対面座位の腰を甘えるようにくねらせながら、マレーナは熱く疼く乳首の先で少年の色白の顔をなぶりたてた。
「あぁん、舐めて、ハンス様ァ」
「クククッ、柔らかいオッパイだねえ」
相好を崩して少年が乳房に吸いついた。赤ん坊のようにチュウチュウと吸いながら舌を使って性感を刺激してくる。尖らせた舌先でコロコロと乳首を転がすかと思えば、軽く歯を立てて甘噛みしたりもする。左の乳房、右の乳房、そしてまた左の乳房と吸いたてられ、
(感じる……感じちゃうッ)
マレーナはのけぞって、ブルルッと裸身を震わせた。
リズミカルなピストンに、最奥が熱くなっていく。大人顔負けのテクニックで乳房を愛撫され、快感がジワジワとせり上がってくる。突き上げられるたびに背筋を甘い電流が貫き走った。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!