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軽く指で割れ目を開いてやると、サーモンピンクの粘膜をねっとりと濡らした女の花が生々しいばかりに咲き誇って、暴虐に犯し散らされる瞬間を今や遅しと待ちこがれているかに見えた

御堂乱

「満足したのはお前だけだろう。次はこの俺が楽しませてもらう番だ。それに俺たちの子も作らなければならぬしな」
身を起こし、脈打つ太い怒張を握りしめる。
グウッと呻いてシルヴィアは細い頤を反らした。生き恥の次は生き地獄。憎むべき独裁者に肉の契りを強いられ、腹の奥に子種を宿させられる。己が悲運を彼女は呪い、涙に濡れた睫毛を固く閉じ合わせた。
「では頂くとするか」
閉じることを許されぬ王女の股間に、ガイウスは逞しい分身を触れさせた。
そこはもう熱い果汁と男の唾液でヌルヌルになっている。軽く指で割れ目を開いてやると、サーモンピンクの粘膜をねっとりと濡らした女の花が生々しいばかりに咲き誇って、暴虐に犯し散らされる瞬間を今や遅しと待ちこがれているかに見えた。
「力を抜け。いきんでると辛い思いをする。裂けるかもしれないぞ」
己が逞しさを誰より知っているガイウスである。脅すように声をかけておいてから、みなぎる怒張を沈めはじめた。
ああっ、いやっ、と少女のように怯えたシルヴィアだが、その声はたちまち苦悶の呻きに変じた。
「うぐぐっ……うむむむむっ」
押し入ってきたものの逞しさに、汗まみれの肢体をのけぞらせた。息が詰まるほど膣口をひろげられ、ミシミシと引き裂かんばかりに貫かれていく。際限なく沈み込んでくる肉杭の長大さに、
(ふ、深すぎるうううっ)
許しを乞う声が喉まで出かかった。それを噛み殺したのは意地とプライドだ。国の未来を担う自覚と責任感だ。だが彼女は女──レジスタンスに身を投じたときに女の幸せを捨て去ったとはいえ、女である事実に変わりはない。憎むべき男を受け入れる運命は過酷過ぎた。

「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!