ドア付近から伝わる異様な気配に気づいたのか、優香がいきなり視線を慎吾に向けてきたのである。
何とも言えない、気まずい沈黙が流れる。おそらく、それは一瞬のことだったのかもしれない。
優香は目をみるみる大きく開かせると、さくらんぼのような唇を小刻みに震わせた。
「きゃぁ~っ!」
(え?あっ!?)
絹を引き裂くような悲鳴が轟き、優香は左手で乳房を、ビキニを手にした右手で股間を隠す。我に返った慎吾は脱兎のごとくその場を後にし、転げ落ちるように階段を駆け下りていった。
亜紀と恵美が、お腹を抱えて笑っている。二人の横では拓也が膝立ちになり、何事かという唖然とした表情をしていた。
彼女たちの様子を見る限り、どうやら完全にハメられたようだ。
出典:~あぶない誘惑ビーチ ビキニ女子大生の童貞指南 (リアルドリーム文庫)~
著者: 早瀬 真人
「もう少し我慢したらいっぱい射精させてあげるからね」 海の家のアルバイト中に、水着姿も艶めかしい女子大生コンビ・亜紀、恵美と知り合いになった慎吾。誘惑されるままに筆下ろしをしてもらう約束をするが二人の友達が中学時代に憧れていた家庭教師のお姉さんで!?ちょっとMっ気のある少年の蕩ける初体験のお相手は――。