唇(描写)

御堂乱

舌を伸ばして笑いかける少年の口に、マレーナは妖しく濡れた紅唇を夢中になって押し被せた

「ああっ、ああっ……も、もうっ……」めくるめく快感に気も狂わんばかりだ。「僕のこと好きかい?」突き上げを強めながら少年が問う。「好きッ、マレーナはハンス様のことが好きですッ」惑乱したマレーナはガクガクと首を縦に振った。親子ほども歳の離れた相...
但馬庸太

いやらしい、結衣のお口で、き、気持ち良くなってください

抵抗するあまり祐介が心変わりし、正人にバラすという考えが浮かびゾッとした。唇を強く噛み締め、結衣は心を決めた。「いやらしい、結衣のお口で、き、気持ち良くなってください」やっとの思いで吐き出した恥ずかしいセリフは、祐介に鼻で笑われた。「声が小...
早瀬真人

射精後の敏感になっていた肉筒にようやく感覚が戻りはじめると、膣内粘膜のうねる締めつけに、慎吾は刹那の声をあげた

「入れたい。入れたいです!」苦悶に顔を歪めながら願望を素直に告げると、恵美は再び花弁のあわいへとペニスの先端を埋めていった。真っ赤に膨れ上がった肉根が、ゆっくりと膣奥にその姿を消していく。恵美が眉間に皺を寄せ、甘い吐息を放つ。「う……ふぅぅ...
早瀬真人

絹を引き裂くような悲鳴が轟き、優香は左手で乳房を、ビキニを手にした右手で股間を隠す

ドア付近から伝わる異様な気配に気づいたのか、優香がいきなり視線を慎吾に向けてきたのである。何とも言えない、気まずい沈黙が流れる。おそらく、それは一瞬のことだったのかもしれない。優香は目をみるみる大きく開かせると、さくらんぼのような唇を小刻み...
早瀬真人

形のいいバストを下から包み込んでいる赤い布地は、紛れもなく水着に違いなかった

ぷるるんと、白い乳房の揺らぎが目に飛び込んでくる。形のいいバストを下から包み込んでいる赤い布地は、紛れもなく水着に違いなかった。(ゆ、優香先生のビキニ姿だ!)湯上がりのためか、ムンムンとした熱気とボディーシャンプーの甘い芳香が漂ってくる。優...
早瀬真人

美しい弧を描く眉、カールした長い睫毛、口紅はグロスが入っているのだろうか、ぷっくりとした唇を艶然と濡れ輝かせている

優香は慎吾が中学二年のとき、一年間だけ家庭教師をしてくれた、まさに憧れの人でもあり、また初恋の人でもあったのだ。優香が自宅を初めて訪れたときの衝撃を、慎吾は今でもはっきりと覚えている。女子大に入学したばかりの十九歳の女子大生は初々しく、まだ...
天海佑人

ブラウスのボタンを弾き飛ばすような巨乳。それでいて、身体のラインはスレンダーだ。

このブロンド美人、見たことがある……どこで見たのだろうか……ブロンドの美人なんて、みんな同じように見えるだけだろう……いやそんなことはない……見たことがあるぞ……。そうだっ。アダルトサイトで見たのだっ。まさか……でも、唇の右のほくろが同じだ...
結城彩雨

艶やかで綺麗にカールした黒髪、大きくパッチリとした瞳と高く通った鼻筋、そして情熱を秘めたような形のよい唇……どこかハーフを思わせるような上品さにあふれた美女だった

(なんていい脚してやがるんだ……どんな顔をしてるのか)五郎は女の顔が見えるところまで、車の下で体をずらした。そっと盗み見たとたん、五郎の目がまぶしいものでも見るように細くなった。艶やかで綺麗にカールした黒髪、大きくパッチリとした瞳と高く通っ...
葉川慎司

義母はゆっくり唇をペニスに近づけると、ぎごちなくチュッと口づけした

義母のつぶらな瞳が、股間でそそり立った肉棒を見つめている。わずかに潤んだ眼差しは、夢を見ているようにとろんとしていた。家政婦にペニスを触ってもらうのとは、わけが違う。それは祐司が初めて経験する本物の背徳だった。「じゃあ、舐めてもらっていい?...
葉川慎司

ふふっ。いけない祐司さん。こんなに大きくなってますよ

「そうですよ。わたしを守ってくださいね」瑞穂は祐司の手を軽く握ると、その手を股間に伸ばしてきた。ズボンのファスナーを摘み、引き下ろしていく。ブリーフを持ちあげるように昂りがこぼれでた。「み、瑞穂さん……」「静かに」ブリーフの前を掻き分け、肉...
葉川慎司

やわらかいマシュマロのような唇の感触に、頭の中がぼんやりとなる

「じゃあ、質問します。大和王権が五世紀から六世紀にかけて作り上げた制度は?」「氏姓制度?」「正解。ご褒美です」瑞穂は両手を祐司の頬に添え、そっと唇を押しつけてくれた。やわらかいマシュマロのような唇の感触に、頭の中がぼんやりとなる。祐司は唇を...
葉川慎司

瑞穂の唇は、カスタードクリームのように甘くふわふわしている

「じゃあ、キスしてもらっていい?」両手を瑞穂の身体に回し、ぎゅっと抱きしめる。やわらかな女肉の感触が、腕や全身に伝わってきた。特に胸板に伝わってくる乳房のふくらみの感触は、少年の性感を溶かしてしまうほど心地いいものだった。「ふふっ。こんなこ...
空蝉

身長百六十六センチの肢体と、一個ずつが手に余るサイズの胸の膨らみ二つ。それらを覆うのが、ただの二枚。

遠慮の「え」の字も感じられない大股で五号室の戸を開け放ち、姿を見せたのは、妙齢の女性。金に染めたセミロングヘアを靡かせて歩み寄る彼女の頬や目元には、すでに酔いを示す火照りが差していた。元より垂れ目がちの眼がトロンと酔いにまどろむ様は、知った...
庵乃音人

すらりとした鼻筋。ピンク色をした肉厚の唇がわずかに開き、息をするたびに甘い息が漏れている。

美女の名は、敷島祈里。同じ大学に通う一学年上の女性で、入学と同時に入った弓道部の活動を通じて、すでに一年半近くのつきあいがあった。高級陶器みたいに色白ですべらかな祈里の顔が露わになるたびに、胸がときめく。キリッと凛々しい、古きよき時代の大和...
鳴瀬夏巳

身長が百六十五センチと高く、全体の肉づきはしっとりとした年齢なりの成熟を感じさせる

やや面長で、目はくっきりと大きい。その目に、細くて長い睫毛が上品な彩りを添えている。肉厚気味の朱唇が官能的だ。加えて鷲鼻気味であるせいか、彫りが深くてシャープな印象を与える。過度に派手派手しいわけではないが、映える顔立ちなのだ。身長が百六十...
北條拓人

ふっくら艶めく唇を半ば開かせながら、情感たっぷりにわななかせていた

「ひうううっ……ふ、深いいっ……奥まで届いてるうぅ」目元をつやつやのリンゴさながらに上気させ、可憐な上目遣いも一途に、俊輔をじっと見つめてくるのだ。それでいてアーモンド形のぱっちりした瞳は、潤み蕩けてほとんど焦点を失っている。ふっくら艶めく...
北條拓人

官能を匂わせる花弁のような唇が、ひとたびやわらかく微笑むと、殺人的なまでの可愛さだ

紅潮した頬が、コクリと頷いた。官能を匂わせる花弁のような唇が、ひとたびやわらかく微笑むと、殺人的なまでの可愛さだ。
北條拓人

ふわりとした唇は、まるでソフトクリームのようなやわらかさ。それでいてぷるんと瑞々しく反発してくる

もう一度、やさしくその名を囁き、朱唇を奪った。ふわりとした唇は、まるでソフトクリームのようなやわらかさ。それでいてぷるんと瑞々しく反発してくる。(ああ、天女さまと口づけしてる。なんてふわふわして甘い唇なんだ!)思えば、寧々と唇を重ねるのは、...
北條拓人

触れた瞬間に、すーっと溶けてなくなるのではと思われるほどの柔唇だ

重ね合わせた唇のふわっとした感触に、またしても全身にびりりと電流が走った。(うわああっ……やっぱ唇あまっ!しっとりふんわりやわらかいしっ)何度味わっても、飽きることのない朱唇。触れた瞬間に、すーっと溶けてなくなるのではと思われるほどの柔唇だ...
北條拓人

こうして見ると、寧々の唇は肉花びらのようで、あえかに開いて艶冶に微笑むと、口元のほくろとの相乗効果で、途方もなく官能的だった

アーモンド形の大きな瞳には、淫らな好奇心がありありと浮かんでいる。キラキラと妖しく煌めくのは、緩やかな発情に潤ませているからだ。昂奮に喉が渇くのか、しきりに朱唇を舌で湿している。こうして見ると、寧々の唇は肉花びらのようで、あえかに開いて艶冶...