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お尻を出しさえすれば解放するとの約束はあっさり反故にされ、いまこうして便器にすわらされて女の秘所をさらけだしている

鳴瀬夏巳

「ケチケチすんな。もっと景気よくガバッと開け」
奥寺の含み笑いが涙で霞む。募る恥ずかしさのせいで、恵里子の身体が揺らいだ。貧血状態のようになり、座っていてもフッと意識が薄れて支えきれなくなる。
それでも命じられた通りに後頭部で両手を合わせた。早くこの恥辱から逃れたい一心である。だがそれはお尻をさらす際にも決めた覚悟であった。お尻を出しさえすれば解放するとの約束はあっさり反故にされ、いまこうして便器にすわらされて女の秘所をさらけだしている。またなにか強いられるのではないか、と疑心暗鬼になった。

出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

著者: 鳴瀬夏巳

人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)

白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!