由美ははじめて見る顔ばかりの中を、祭りを執行する事務所へと歩いた。
(嫌だわ……。ジロジロ見られてる……)
法被とパッチ姿だった。法被からは零れ落ちそうな乳房の谷間がのぞいている。パッチはむっちりとした太ももをさらに魅惑的に見せていた。事務所に入ると、神主や島の有力者たちに笑顔で迎えられた。
著者: 小鳥遊葵
「じっとしてて……これは大人になる儀式だから」少年のズボンからたくましい肉茎を引き出す美熟女。絡まる指先、深々と呑み込む唇、顎を伝う雫……祭りの夜、年上の女が若者の筆おろしをする島の風習。教え導くはずが、性の愉悦に溺れていく35歳。留美子、咲枝、由美……海の女は淫らで美しい。