「あっ」
あわててすぼめようとしたが、括約筋がいうことをきかなかった。指抽送で揉みほぐされた桜色の菊坐は、容易に窄まりを突きえぐられ、指とは比べものにならない大きな肉棒を受け入れてしまった。
「うわああああッ!!」
湯気のこもるバスルームに美少女の絶叫が響いた。
押し入ってきたものが何なのか、最初、知美には分からなかった。まさかアナルを犯されるなどとは予想だにしない。とにかく尻の穴を灼けるように熱いもので貫かれたのだ。
いや、正確には貫かれたのではない。昌平の長大な剛直は、まだ先端の亀頭部分だけしか挿入されていなかった。それだけでも知美には言語を絶する恐怖であり、破瓜のそれを上まわる苦痛だった。
「ヒイイーッ!」
それが男性器だと悟った時の少女の驚愕はいかばかりか。知美は喉が切れんばかりの悲鳴をあげた。アナルセックス──知美のように家柄も良く知的な少女には、生涯縁が無いはずの、獣じみた行為だった。
「そんな!い、いやああッ!」
「力を抜けよ、知美ちゃん。りきみすぎると辛いぜ」
「いやッ、いやあッ!」
「おうっ、さすがにきついぜ」
昌平は腰を揺すりながら、一寸刻みで捻じ込んでいく。指を挿れて十分に内側から揉みほぐし、ペニスにもたっぷりとボディソープを塗りつけてあるとはいえ、十七歳の小さな尻穴はそう簡単に巨根を受け入れてはくれない。だがその窮屈さがたまらないのだ。窮屈であればあるほど、少女の第二の純潔であるヴァージンアナルを無理やり奪っているという実感がある。
「うぐぐッ……うぐぐうううッ」
めり込んでくる剛直に限界まで肛穴を拡張されて、後ろ手縛りの知美はもう言葉も出せなくなった。顎で体重を支えたまま、ギリギリと奥歯を噛みしめた。勝ち気な顔から血の気が失せている。肉の苦痛もさることながら、尻穴を犯されているという衝撃が大きすぎた。
著者: 御堂乱
「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!