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五本の指で睾丸を包みこみ、瑞穂は優しく揉みほぐしてくれた

葉川慎司

「わたしはただの家政婦です。祐司さんのおかあさまは、奥様でしょう?」
瑞穂は指を睾丸に滑らせてきた。指先で袋の真ん中の筋の部分をくすぐるように撫で、右の玉、左の玉といった感じで、交互に刺激してくる。
「あああ、気持ち……いい」
瑞穂は、沙恵子もこんなことをしてくれるはずだと言った。あり得ないと思う。しかし、瑞穂が言うと、あるような気がしてくるから不思議だ。
「祐司さんだって、奥様に甘えたいでしょう?」
「そんなこと、思ってないよ」
「こんなこと、してほしいって思いません?」
五本の指で睾丸を包みこみ、瑞穂は優しく揉みほぐしてくれた。下半身すべてが彼女の指に包みこまれたような気分になり、祐司は溜息のような吐息をもらした。
「思う。思うよ!」
自分でもよくわからなかった。本能のまま、欲望が口をついただけのような感じだ。
「もっと自分の気持ちを伝えたほうがいいですよ。わたしで良ければ、練習台になりますから」
やはりそうだ。瑞穂は、自分が沙恵子に馴染んでいないことを見抜いている。そして、心の底では、沙恵子を求めていることも。
(だからこんなことを……でも、普通できないよな……)
いくら優秀な家政婦でも、派遣された家庭の内情や、抱えこんだ問題にまで踏みこむことはできないはずだ。
しかし、瑞穂にかかると、今までうじうじ悩んでいたことが、些細な問題のように思えてしまう。
「瑞穂さんのこと、沙恵子さんだと思って、甘えていいってこと?」
「そうです」
瑞穂の指が、ふたたび屹立する肉竿に巻きつく。親指、人差し指、中指の三本で軽く握ると、素早く上下に手首を返し、滑らかな指先の快感を伝えてくる。
やわらかく繊細なタッチに、祐司の性感はあっという間に昇りつめていく。

出典:~僕の家に来た美しすぎる家政婦 (フランス書院文庫)

著者: 葉川慎司

掃除中にのぞける白い太腿、36歳の悩ましい腰まわり……エプロンでは隠しきれないむっちり女体の家政婦・瑞穂。まさか彼女が、僕の初体験相手になってくれるなんて!濃厚キッス、お掃除フェラに、ご奉仕バスルーム……「してほしいことがあったら何でも言ってくださいね」どんな淫らな願いも叶えてくれる最高すぎる家政婦!