「い、いや……ああ、もう、やめて……」
「気持ちいいくせに、いやじゃないだろ。やめて、じゃなくて、もっと、じゃないのかい」
達也は初美の乳房をいじりつつ、一方の手を初美の双腎へまわした。
ムッチリとした尻肉を確かめるように臀丘全体を撫でまわし、下から手のひらにすくいあげるようにしてゆさぶり、さらに指先を臀丘にくいこませる。
乳房も双臀も達也の指の動きはとても子供のものではなく、おそろしいまでに女の性感をゆさぶってくる。こんな子供がと、とても信じられない。
「もう……もう、やめてッ……」
初美は黒髪を振りたくると、その場に崩れるようにうずくまってしまった。もう乳首は硬くツンとなって、閉じ合わせた太腿の奥もじっとりとして、そのことがいっそう初美を狼狽させた。
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!