リンクに広告が含まれています

肛門の粘膜にチビチビ滲みこんで刺激してくる薬液とドクドクと脈打つように入ってくる注入の感覚に、なにか得体の知れないものに犯されているようで、初美はとてもじっとしていられない

結城彩雨

「あ、ああッ……いやあッ……ひッ、ひッ」
ブルブルとふるえる双臀がソファの上でよじれた。達也の指とは違う冷たく硬質な感覚が、初美を身ぶるいさせる。
そんな初美の反応を楽しむように、達也はノズルでゆるゆると初美の肛門をこねまわしつつ、できるだけ深く貫いた。
「あ、ああ……やめて……そんなこと、しないで……た、たまらない」
それまでのおびえた悲鳴と泣き声に、どこか艶めいた声が入り混じった。
ゆっくりと長大なシリンダーが押され、グリセリンの原液が初美のなかへ流入しはじめた。
「ああ、ああッ……ひッ、ひいーッ……いや、いやあ……」
初美は狂ったように黒髪を振りたくった。
肛門の粘膜にチビチビ滲みこんで刺激してくる薬液とドクドクと脈打つように入ってくる注入の感覚に、なにか得体の知れないものに犯されているようで、初美はとてもじっとしていられない。
いやでもそこに身体中の神経が集中してしまい、羞恥と汚辱感がふくれあがる。
「ああッ……かんにんして……ああッ……」
そんな感覚から逃れようと頭を振りたて、腰をよじろうとしても、力が入らない。
「た、たまらない……ああ、恥ずかしいわ……」
「そんな色っぽい声を出されると、たまらないのはボクのほうだよ、フフフ」
達也は一気に注入したい衝動をこらえて、わざとゆっくりとシリンダーを押しつづける。
初美の身体から力が抜け、泣き声もどこか艶めいてくるにつれて、洗濯バサミで開かれている媚肉の割れ目から、さらにジクジクと蜜が溢れはじめた。
蜜のなかで充血した肉襞がうごめき、トロリと溢れ滴る蜜が、肛門のヒクヒクしたうごめきに吸いこまれていく。ムッと女の匂いでむせかえる。

出典:~美母と群狼 息子の目の前で (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!