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嘴管が引き抜かれるのと同時に、夏子の肛門は生々しく口を開いて、ドッとほとばしらせた

結城彩雨

「出るッ、出ちゃうッ……あああ……」
嘴管が引き抜かれるのと同時に、夏子の肛門は生々しく口を開いて、ドッとほとばしらせた。あとからあとから、おびただしく流れだす。
「へへへ、派手にひりだすじゃねえか。今、誰か入ってきたらどうするんだ、奥さん」
「そんなこともおかまいなしに垂れ流すとは牝らしいぜ。奥さん、へへへ、おうおう、あんなに尻の穴を開いちゃってよ」
男たちのからかいの声も、もう夏子には聞こえなかった。
ほとばしりでたものがタイルにはじけ、そこら中で飛び散った。
「ああ……あうう……」
夏子はまるでよがり声みたいな声で泣いていた。夏子にとっては、永遠とも思える屈辱の時間だった。
ようやく絞りきった夏子は、もう号泣も途切れて消え入るようにすすり泣きながら、湯を流して飛び散ったものを始末する。
死にたいほどみじめだった。夏子の身体のほうは、冷二と五郎の手で洗い清められた。湯を浴びせられる夏子の肛門は、ふっくらと腫れぼったくほぐれ、腸腔さえのぞかせて、まだ怯えているようにヒクヒクふるえていた。

出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!