だが、男はバスがスピードをゆるめて停留所にとまり、自動ドアが開いた瞬間、一気に肛門の肉棒を引き抜いた。初美の口の肉棒も同時に引きだされた。
「あ、ああッ、いやあッ……」
初美の悲鳴とともに、生々しく口を開いたままの肛門から、ずっと押しとどめられていた猛烈な便意が一気にピューッと車内にほとばしった。
乗客たちの悲鳴があがり、バスのなかは大騒ぎとなった。それは達也と中学生たちも同じで、まったく予想していなかっただけにあわてふためいた。
「いや、いやあッ」
初美は全裸をさらされて排泄させられるおそろしさに、号泣がのどをかきむしった。
いくら押しとどめようとしても、一度堰を切った流れはあとからあとからほとばしって、バスの床にしぶいた。
(マズイな……どうすれば……)
達也が動揺している間に、なんと男たちはまだ排泄している初美を抱きかかえて、バスから降りてしまう。
達也はあわててあとを追った。
バスの前に黒いワゴン車がとまっていた。運転しているのはさっきの停留所で降りた男で、どうやらこのワゴン車で追いかけてきたようだ。
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!