「本当に尻の穴で感じるのかな」
誰とはなしに声があがった。
「フフフ、本当かどうか見せてやるよ。すぐにわかるから」
達也はニンマリと笑うと、手を伸ばして人差し指でブレスレットの中央の初美の肛門をゆるゆるといじりはじめた。
「あ、ああッ……そんなッ、ああッ……」
「じっとしてないと怒るよ。さっきからこうされたかったんだろ、初美さん。尻の穴はうれしそうにヒクヒクしてるよ」
「ゆ、ゆるして……」
初美の双臀が左右によじれたが、逃げるといったふうではなかった。
そして初美の肛門はそうされることを待ち望んでいたように、たちまちフックリとして、とろけるような柔らかさを見せはじめた。粘膜が達也の指先に吸いついて、今にも指を吸いこまんとする。
「あ、あ……駄目ッ……あむッ……」
初美の声がうわずって、ブルルッと双臀がふるえた。肛門を揉みほぐされることで、同時に荒々しい便意もドッと甦ってきて、今にも爆ぜそうになる。
初美はあわてて肛門をキュウと引き締めたが、それがまるで達也の指を咥えこみたがっている動きに思えた。
「おねがい……駄目……ああ、そんなにされたら……」
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!