奥寺は爪先で巨尻を蹴りあげた。
「ひいいいっ!」
爪先が尻割れにめりこむ。巨尻が大きく縦揺れし、悲鳴が会議室に轟く。
追い打ちをかけようとすると、横向きの美貌に怯えが走った。
「やめてっ!ひ、ひいいいっ!」
反動をつけ、爪先で二度、三度と蹴りあげた。初めて見る怯えた表情、初めて聞く哀訴の叫び、なにより尻割れにぐにゃりとめりこむ感触が、奥寺を燃えあがらせた。
比佐子はさらなる追い打ちから逃れんと身体を横向かせ、「く」の字に折った。
それはしかし意味がなかった。立ち位置を変えればすむことである。一旦さがって狙いを定めると、フリーキックよろしく足の甲で思いきり巨尻を蹴り飛ばした。
「キャアアアッ!」
バシッという爆音とともに、火を噴く悲鳴があがった。
巨尻めがけ、繰りかえし蹴り飛ばす。充分すぎるほどに的は大きい。命中するたび、胸のすくようなカタルシスを感じた。重々しい感触がひしひしと足に伝わる。
出典:~人妻【裏肉奴隷】 (フランス書院文庫)~
著者: 鳴瀬夏巳
白昼のスポーツクラブは、濃厚なフェロモンに満ちていた。コスチュームから溢れるヒップが眩しい人妻たち。熟れすぎた美臀が命取りになるとは、知る由もない。初めて、屈辱的な体位で嬲られる比佐子、珠実、理香……。哀れなはずなのに、快楽に溺れてしまう身体が呪わしい。五人の妻に隠された、「裏の顔」を露わにする悦び!