間を置かずに、顔を挟みつける乳肉にかぶりつく。剥き出されて間もない乳肌は蒸れた熱気を纏い、汗ばんでいた。谷間に溜まった分の汗を舐り取って右乳房の内側面を這い上り、彼女の弱点へとたどり着く。
「あっ……ン。ひぁ、あ、あひ……っ」
インターバルを置いたために半ばほど乳輪に埋もれていた右乳首を、凹みごと舐り上げておいて、一時離脱。焦れて疼く様を視認して、真上からたっぷりと唾液を垂らして浸す。凹みから溢れた唾液は、揉み捏ねる乳肌へと、わざと音立てて練り込んだ。
強引に吸い出すのではなく、自発的勃起を促すため。まずは舌の腹で乳輪を舐り回して刺激し、わずかに盛り上がってきた所を、やはり舌でそっと出迎える。突っつき、くすぐり、また唾液をまぶし付け。
「い、意地悪ですっ。わかってる、くせにっ。ふぁっあぁぁ」
刺激を与えるたび美幸の尻肉が弾み、肉棒を擦った。尿道口から染み出した先走りの汁が、一層滑らかな摩擦をもたらす。
「ごめん。でも、どうしても美幸さんの口から、直接……聞きたい」
反復する疼きを噛み殺して、乳の谷間から見上げ、再度断固たる意思を伝えた。そこからさらに数瞬。我慢比べを続けた果てに、根負けした美幸の口が開く。
「い、挿いれたいっ、賢太さんの、お、大きいのっ。私の中に、欲しいの!」
震え混じりに言い終えるが早いか、尻を持ち上げ、しなやかな指で肉勃起を捕まえた。頷き合った男女の腰が角度を合わせ、緩やかに巨尻が降りてくる。
屹立する肉棒の切っ先を、潤む膣口が二度撫で上げ。口付けてから、呑んでゆく。
「ふぁっ、あああぁぁぁっ」
男根を呑み終えて座り込んだ美幸が、頤いを反らして歓喜の喘ぎを響かせた。
出典:~ときめきアパート性活 愛しの管理人さんと魅惑の隣人たち (リアルドリーム文庫) ~
著者: 空蝉
ひとつ屋根の下 恋色の陽だまり ボロアパートに独り暮らしをする浪人生・賢太は、一癖も二癖もある隣人たちと深い仲になる。「初めてのおっぱいの感触はどう? 柔らかい?」妖艶な美女・朱里に自信をつけさせてもらった賢太は思いを寄せる管理人の美幸とも心の距離を詰めていくが、なかなか一線を越えられずにいた。浪人生に春は来るのか!?日常に密着したエロス、リアルな舞台設定で送る官能小説レーベル!