「少しやつれた感じはあるが、ますます色っぽくなったようだぜ、へへへ」
しばし見とれてから、五郎が縄の束を取りだしてきて、しごきはじめた。
「縛ってやるから、両手を後ろへまわしな」
「そ、そんな……どうして、どうして縛ったりするの……もういやです」
「ガキに会いてえんだろ。だったら、それまでは言うことを聞け、奥さん」
夏子は恨めしさと不安の表情で五郎を見て、唇をふるわせたが、すぐにおずおずと両手を背中へまわした。
五郎はすばやく夏子を後ろ手に縛った。豊満な乳房の上下にも縄を巻きつけ、きつく絞りあげる。
冷二がハイヒールを履かせると、いきなり荷物のように肩にかついだ。夏子の腹部に肩を当て、両脚を抱くようにした二つ折りの姿勢で、そのまま連れだそうとする。
「ああッ、こんな格好じゃ……」
「腰が抜けてるようだからな。俺がかついでいってやろうというんじゃねえか」
ムッチリと張った夏子の双臀を撫でまわしながら、冷二は庭へ出た。
出典:~人妻肛虐調教週間 (フランス書院文庫)~
著者: 結城彩雨
どうして、こんなことに……なってしまったの……。淫鬼の奸計に堕ち、調教地獄に見舞われた夏子。夫にさえ晒したことのない菊門に浣腸の毒液を注入されながら、悲哀の翳りを頬に浮かべる姿は、あまりにも美しすぎた……。運命なのか? それにしても、何たる皮肉だろうか? 肉悦の中を彷徨う人妻は、肛虐奴隷として生きるしかない!