「ギーベンラート様はアソコの毛がお好きでないの。むさくるしいとおっしゃって」
ヒルダが教えるように小声で囁き、佐和子の下腹に手を伸ばした。艶やかな漆黒の茂みをつまんで弄ぶ。意地の悪い指の動きが、
(お前もじきにああなるのよ。剃刀でツルツルにここを剃りあげられて、幼女みたいに割れ目を丸見えにされてしまうの)
と告げていた。
「縄がゆるんでるぞ、マレーナ。もっとしっかり割れ目に食い込ませないか」
少年の叱咤が飛んだ。
「ムムムッ……」
マレーナは苦しげに呻き、縄の端を食いしばった顎をさらに上へ反らした。
「ンフッ……ンフンンンッ」
グイッと引き上げられてピーンと張った縄が、尻割れをキリキリと締め上げ、翳りを失った恥丘の中心──恥ずかしい女の割れ目にも容赦なく食い込んでくる。
(ううっ、ダ、ダメっ……あああっ)
目隠しをされているせいで、気をそらすことができない。繊細な柔肉に食い込んでくる細縄のムズ痒い刺激に、マレーナはガニ股の膝をガクガクと慄えさせた。
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!