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それでも初美は達也に命じられたままにノーパン、ノーブラで素肌にじかにミニスカートとブラウスをつけ、鏡台に向かって綺麗に化粧した

結城彩雨

夕方の五時に駅前まで来るようにと言ってきた。しかも全裸にミニスカートとブラウス、ハイヒールをつけただけの格好で来いという。さらに、春物のハーフコートを持ってくるようにと付け加えられていた。なにに使うのか。
「ああ……」
わかってはいたが、初美は思わずいやいやとかぶりを振った。だが、あらがう気力はなかった。どうして達也のような子供の命令に逆らえないのか……初美は情けなくて泣きたくなるほどだった。
それでも初美は達也に命じられたままにノーパン、ノーブラで素肌にじかにミニスカートとブラウスをつけ、鏡台に向かって綺麗に化粧した。
「こ、こんな……ああ……」
鏡に映る自分は妖しいまでに美しく、しかもブラウスに乳首が透けて、初美はあわてて目をそらした。
ブラウスにこすれる乳首が今にも硬くとがりそうで、パンティをつけないミニスカートの下は、さっきから身体の芯が熱くなって、とくに肛門がうずくのをどうしようもなかった。今にもヌルヌルと熱いものが溢れそうだ。
まだ学校から戻らぬ直人のためにおやつを用意し、少し帰りが遅くなると置き手紙を残して、初美が家を出たのは四時半ごろだった。
ブラウスに透ける乳首をハーフコートで隠し、ミニスカートの裾を手で押さえるようにして、初美は駅へ向かった。
(ああ……)
道行く人が皆、自分を見てあざ笑っているようだ。初美はまともに顔をあげられなかった。ハイヒールもガクガクして、初美は何度も立ちどまった。
なのにさっきからぴったりと閉じ合わせた太腿の奥はもうヌルヌルになっていて、肛門もますます熱くうずいた。

出典:~美母と群狼 息子の目の前で (フランス書院文庫)

著者: 結城彩雨

(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!