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瑞穂は両手で祐司の右手を包むと、自ら乳房に導いてくれた。手のひらで、女肉のふくらみに触れる。

葉川慎司

「自分ばっかりしてないで、僕にも触らせてよ」
勢いで祐司は、心の底の願望を口にした。
「祐司さんも触りたかったんですか?」
「そりゃあ、触りたいよ」
瑞穂のまんざらでもない反応に、胸がときめく。瑞穂なら本当になにを求めても許してくれるのではないか。義母には感じない大いなる母性を、美しい家政婦に感じる。
「どこに?」
祐司を試そうとするように、瑞穂は悪戯っぽく目を細める。心臓がどきどきと高鳴り、口の中が渇いた。
「おっぱい、とか」
「ふふっ。男の子ですね」
からかわれているような口調。頬がさらに熱くなる。しかし、いやな気はしなかった。瑞穂になら、どんな恥ずかしい思いをさせられても、嬉しくなってしまいそうだ。
「だめ?」
「いいに決まってるじゃないですか。おっぱいは触ってもらうためにあるんですよ」
瑞穂はかすかな躊躇も見せず、笑顔で頷いてくれた。
おっぱいは触ってもらうためにあるなどと言う女性がいることが信じられなかった。祐司はゆっくり右手を伸ばし、魅惑のふくらみに近づけていく。指先が震え、緊張に胸が締めつけられた。
どう触ったらいいかわからず、指先でちょんとふくらみの頂上部分をつついてみる。
「あん」
家政婦の唇から、淫欲をそそる艶っぽい声がもれる。いつもの瑞穂の声よりかすれた、ちょっと甲高い声だ。思いがけない反応に目を丸くし、びくっと手を引く。
「ふふっ。遠慮しないでください。今みたいな感じに優しく」
瑞穂は両手で祐司の右手を包むと、自ら乳房に導いてくれた。手のひらで、女肉のふくらみに触れる。五本の指が呑みこまれてしまうのではないかと思えるほど、瑞穂の胸はやわらかかった。
「ああ」
今度は祐司が吐息をもらす番だった。こんなにやわらかく、心地いいものに触れたことはない。
「どうですか?」
「すごく、やわらかい」

出典:~僕の家に来た美しすぎる家政婦 (フランス書院文庫)

著者: 葉川慎司

掃除中にのぞける白い太腿、36歳の悩ましい腰まわり……エプロンでは隠しきれないむっちり女体の家政婦・瑞穂。まさか彼女が、僕の初体験相手になってくれるなんて!濃厚キッス、お掃除フェラに、ご奉仕バスルーム……「してほしいことがあったら何でも言ってくださいね」どんな淫らな願いも叶えてくれる最高すぎる家政婦!