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瑞穂は五本の指できゅっと、肉棒を握りしめた。痛いというほどではなかったが、思いがけないほど強い力だった。

葉川慎司

「エッチといえばエッチかもしれません。でも、大切なことですよ。人の営みで、もっとも尊いことかもしれません」
そう言って瑞穂は、祐司のバスタオルのふくらみに触れた。厚手の布地を通し、家政婦の繊細な指先の感触が伝わってくる。直接触れられるのとは違うもどかしさが、下半身をむずむずさせた。
「悪いことしてるなんて、思うことないんだね」
「祐司さんは、わたしのことどう思ってます?」
祐司の心の内側まで覗きこもうとしているように、瑞穂はじっと瞳を見つめてきた。部屋の明かりは落としているが、ドアの下から廊下の明かりが、そして窓辺にはカーテンの隙間から月明かりが差しこんできている。充分、瑞穂の表情はうかがえた。
思いがけない真面目な表情。なにより、際だつ美貌に圧倒されてしまいそうだった。
「昨日初めてうちに来てくれたばかりで……こんなこと言って信じてもらえるかわからないけど、僕、瑞穂さんのこと好きに……」
「だめですよ、祐司さん」
瑞穂は五本の指できゅっと、肉棒を握りしめた。痛いというほどではなかったが、思いがけないほど強い力だった。
「わたしはあくまで家政婦です。祐司さんの面倒を見るのが仕事です。こうしているのだって、仕事の一環かもしれませんよ」
「他の家でも……こんなことしてたの?」
「それは内緒です。でも、可能性はあるでしょう」
「だとしても僕……」

出典:~僕の家に来た美しすぎる家政婦 (フランス書院文庫)

著者: 葉川慎司

掃除中にのぞける白い太腿、36歳の悩ましい腰まわり……エプロンでは隠しきれないむっちり女体の家政婦・瑞穂。まさか彼女が、僕の初体験相手になってくれるなんて!濃厚キッス、お掃除フェラに、ご奉仕バスルーム……「してほしいことがあったら何でも言ってくださいね」どんな淫らな願いも叶えてくれる最高すぎる家政婦!