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焼けるように熱くなった怒張に触れると、祈里は「いや……」と恥ずかしそうに手を放す

庵乃音人

いつしか貴史は祈里の乳房をしごきつつ、自分から股間を柔らかな尻肉に擦りつけていた。祈里の首筋に接吻をする。
「あはぁぁ……いやん、だめぇ……うっ、うぅ……」
汗ばんだうなじは少ししょっぱかったが、胴衣に包まれた肉体から立ちのぼる香気は乳臭さと甘ったるさの双方をたっぷりとたたえていた。
「先輩……愛してます……愛してる!」
「あっ、あぁ……貴史くん!あっ……」
貴史は突然、祈里の身体を反転させた。
超至近距離で真正面から見つめあう。貴史を見上げる瞳が色っぽく潤んで揺らめいた。そんな祈里を掻き抱いて熱っぽく抱擁し、狂おしく唇を奪う。
「先輩……祈里先輩……んっんっ……」
ちゅう、ちゅぱ。ぢゅるぱ、ぴちゃ、んぢゅぱ。思いきり口を吸い、無理やり舌を差し込んで舌を求めた。温かな鼻息に顔を撫でられる。
「あうっ、貴史……くん……んっ……」
最初は戸惑いがちだった祈里の反応が次第に変わり、自らも積極的に口を吸い、舌を絡めだしてくる。両手が貴史の首の後ろに回り、髪をクシャクシャに撫で回した。
両手で乳房を掴み、すくい上げるように揉みながら爛れた接吻に耽る。
ジーンズのなかで張りつめすぎた男根が、痛みを覚えだした。こらえきれず、ベルトをガチャつかせると、下着のボクサーショーツごとジーンズを脱ぎ捨てた。
雄々しく勃起した肉棒が天に向かって亀頭を突き上げる。祈里の手を取り、股間に導いた。焼けるように熱くなった怒張に触れると、祈里は「いや……」と恥ずかしそうに手を放す。だがもう一度、さっきより強引に握らせると、今度は拒まなかった。

出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫)

著者: 庵乃音人

「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?