さらに着物の背中を撫でおろされて、むっちりと張った双臀を鷲掴みにされてしまう

耳たぶを甘噛みされて、総身にブルルッと震えが走る。さらに着物の背中を撫でおろされて、むっちりと張った双臀を鷲掴みにされてしまう。
「あンっ……や……いやです……あはンっ」
やがて男の手が着物の裾を割り開いていく。もちろん抵抗を試みるが、どうにも身体に力が入らない。いとも簡単に太腿を剥きだしにされて、肉づきを確認するようにねっとりと撫でまわされる。
「奥さんの太腿、スベスベして気持ちいいですよ」
「ああ、いや……やめてください……」
抗議する声は弱々しい。手のひらの体温を感じていると、なぜか身体全体が燃えるように熱くなってしまう。
恐ろしくなって視線を泳がせた途端、夫と理彩の恥態が目に飛びこんできた。
信じられないことにスラックスの股間から肉棒が剥きだしになっており、理彩のほっそりとした指が巻きついているではないか。
「浩二さん、素敵です。こんなに硬くなって。ウフフッ」
「ううっ、理彩さん……気持ちいいよ」
理彩の妖艶な声に、浩二の情けない呻き声が重なった。
（酷いわ……あなた、なぜなんです？）
哀しみがこみあげてくると同時に、ぴっちり閉じていた内腿に神谷の手が滑りこんでくる。
「あっ……だ、駄目……」