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沙恵子はちらりと祐司を見あげ、亀頭をぱくりと口腔に含んだ

葉川慎司

(ああ、すごい……)
祐司のペニスは天を指し示すように屹立していた。皮の剥けた亀頭の先端が真っ赤に染まり、尿道口から透明な前ぶれの露が溢れている。
瑞穂は人差し指で体液を掬い取ると、竿の裏側の筋に塗りつけていく。
「ああっ!はうぅ」
祐司の反応がより敏感になったのがわかった。沙恵子も対抗心を煽られるように、唇を祐司のペニスに近づけていく。
(だめ。自分を抑えられない……)
沙恵子は舌を差しだし、肉竿の根元からぺろりと舐めあげる。瑞穂はさりげなく祐司のペニスから手を離した。この肉棒は沙恵子のものだと、遠慮してくれているような感じだ。
(やっぱり、瑞穂さんにはかなわない……)
今なお、祐司を独占したいと思っている自分と瑞穂では、考え方そのものが違う。
(私にできるのは、瑞穂さんを見習うことだけ……)
瑞穂は、祐司が本当に憧れていたのは自分のほうだと言った。しかし、それは彼女の優しさなのではないか。祐司はたぶん、瑞穂のほうに惹かれていたはずだ。
(でも、祐司くんを思う気持ちだけなら、瑞穂さんには負けない……)
沙恵子はちらりと祐司を見あげ、亀頭をぱくりと口腔に含んだ。
「はあぅっ!」
祐司の唇からかすれた喜悦の声がもれる。
瑞穂は祐司と唇を重ねながら、ときおりちらちらとこちらに目を向けていた。かすかに唇がほころび、濃厚に祐司と唇を重ねる。
瑞穂の心にも、自分への対抗心があるのだろうか。そんなことを思うと、身体の芯が熱くなる。
沙恵子は口をいっぱいに大きく開き、喉奥深くペニスを呑みこむ。祐司の肉竿はぱんぱんにふくらみきり、喉を詰まらせてしまいそうだ。
(瑞穂さんには、負けられない……)
その一心で、沙恵子はペニスを口腔粘膜でしごき擦った。グチュ、グチュと泥土を踏みしめるような音が響く。自分がたてている音だと言うことが信じられなかった。

出典:~僕の家に来た美しすぎる家政婦 (フランス書院文庫)

著者: 葉川慎司

掃除中にのぞける白い太腿、36歳の悩ましい腰まわり……エプロンでは隠しきれないむっちり女体の家政婦・瑞穂。まさか彼女が、僕の初体験相手になってくれるなんて!濃厚キッス、お掃除フェラに、ご奉仕バスルーム……「してほしいことがあったら何でも言ってくださいね」どんな淫らな願いも叶えてくれる最高すぎる家政婦!