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ホットパンツの布地は、まとわりつくようにヒップへと貼りついていた

早瀬真人

頭がやけに重たく、まだ神経が眠っているのか、考えがまとまらない。寝ぼけ眼で左方向に視線を振った慎吾は、思わずギョッとした。
目の前わずか数センチ先に、桃の実のような形をしたヒップが横たわっている。
(何だ何だ?)
慎吾はもう一度ぐるっとあたりを見渡したあと、ようやく自分が亜紀の別荘にいることを認識した。
(そうだ。亜紀さんたちの招待を受けて、それから宴会で酒を飲まされて……。そのまま寝ちゃったんだ)
目をしばたたかせ、再度左方向へと視線を向ける。
ピンクのホットパンツを穿いているところを見ると、恵美だろうか。ムチムチとした太股の裏側が蕩けそうな弾力を見せている。
恵美は慎吾とは逆方向に寝そべっており、まるでシックスナインのような体勢で雑魚寝をしていたようだ。
(す、すごいお尻だなぁ。大きくてまん丸で、なんてムッチリしてるんだ)
ホットパンツの布地は、まとわりつくようにヒップへと貼りついていた。
臀部の形状はもちろん、谷間までもをくっきりと露にしており、柔らかそうなフォルムを見ているだけで何とも変な気分になってくる。

「もう少し我慢したらいっぱい射精させてあげるからね」 海の家のアルバイト中に、水着姿も艶めかしい女子大生コンビ・亜紀、恵美と知り合いになった慎吾。誘惑されるままに筆下ろしをしてもらう約束をするが二人の友達が中学時代に憧れていた家庭教師のお姉さんで!?ちょっとMっ気のある少年の蕩ける初体験のお相手は――。