リンクに広告が含まれています

東京オリンピックまで公式水着として採用されていたとかいう、レトロながらもかえって今どきの水着よりそそられる「旧タイプ」の水着

庵乃音人

少し照れたような顔をした夏海は、濃紺の水着に身を包んでいた。
(ス、スク水!しかも……)
当世、あまり東京では見かけないタイプのスクール水着だった。友人のスク水マニアが聞いてもいないのに夢中になって解説してくれたことを思い出す。
東京オリンピックまで公式水着として採用されていたとかいう、レトロながらもかえって今どきの水着よりそそられる「旧タイプ」の水着。色気も何もないスパッツタイプではなく、股のつけ根までむちむちしたふとももがしっかり露出している。
腋の下から股間にかけての縫い目は、たしか「プリンセスライン」といったはずだ。
現役の女子高生なのだから当然だが、夏海のスク水姿は見事に様になっていた。
ただし、日々成長を続ける育ち盛りの女体を包むにはサイズが合わなくなり始めているのか若干小さめで、むちむちした肉感的な女体をより強調してしまっている。
たわわな巨乳が、スク水の胸元をダイナミックに盛りあげていた。
そのせいで、胸の中央に貼られた「2年1組宮森」という名札にいびつな皺ができているのが艶めかしい。スタイルの良さは、もしかしたらわずかに実姉を上回っているかも知れなかった。健康的なふとももとにギチギチと水着が食いこみ、まん丸と膨らんだ臀部は、今にもスク水の布を破らんばかりの迫力だ。

出典:~魅惑の桃尻温泉郷 女子大生と恋の四角関係 (リアルドリーム文庫)

著者: 庵乃音人

「夏休みって何か予定ある?」密かに恋い慕う大学の先輩・祈里の誘いで訪れた山村。そこで青年は祈里の友人・志摩子の縁談を断るために偽りの婿候補として“お試し婚”をすることになる。祈里への恋心を抱えながらも縮まる志摩子との距離。さらに志摩子の妹も巻き込み、交錯する恋の行方は!?