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唇の裏を、歯列を、頬の粘膜を、舌を何度も舐られた

但馬庸太

「くく、初々しい反応だ。ああ、堪らんな。こういう反応が俺は好きなんだ」
「あん、むぅ、んぐ、ひゅぐぅ」
肩に押し付けた頭を押さえつけられ、唇を奪われた。
秘園への愛撫はそのままに、舌を絡め取られて唾液を流し込まれる。
唇の裏を、歯列を、頬の粘膜を、舌を何度も舐られた。
確かに嫌悪はあるのに、肢体から力が抜ける。引き剥がそうと掴んだ腕も、今は裕恵からしがみついているみたいに見えた。
(嫌なの。こんなの嫌。キスなんてしたくないのに)
思っても抵抗はできない。女体は蕩かされ、オルガスムスの種が生まれては小さく破裂した。
軽いアクメと全身愛撫に強張りが解される。
口端から飲みきれなかった裕恵と斉藤の唾液が零れ落ち、首から鎖骨を通って豊乳へ滑っていった。

「女将さん、この旅館、お酌は裸でするんですよね?」下卑た眼差しで、和服の胸元に手を差しこむ中年男。屈辱に顔を歪め、艶れた乳房をもてあそばれる裕恵。乗っとられた旅館で奴隷勤務を強いられる女たち。布団部屋でフェラ奉仕し、露天風呂でソープ接待……秘密に気づいた客の令夫人までが悪魔の餌食に!