(見ないでっ)
高い櫓の上で、シルヴィアは心臓が止まればいいと願った。
「そう、『白いブリザード』の首領は先王の娘シルヴィアだったのだ。反逆者である王女は過ちを悔い改め、これからその罪を償うこととなった。ここにいるお前たちがその証人というわけだ」
ガイウスは兵士たちに命じ、再びシルヴィアに尻をもたげるポーズをとらせた。
ピシーンッ!ピシーンッ!
容赦のないスパンキングが続いた。
「おおっ、おいたわしや」
「神よ!王女を救いたまえ!」
年輩の人々が嘆き、神に祈る一方で、王制に思い入れのない若い世代は夢中になってオペラグラスを覗き続ける。打たれているのが高貴な王女の尻と知れば、ますます興奮が高ぶってくる。瞬きを忘れた眼が乾いて痛くなるまで覗き続けた。
「もっといいものを見せてやる」
スパンキングを止めたガイウスの命令で、兵士の一人がシルヴィアの豊満な双丘を割った。さらに女の割れ目に指をあてがい、秘めやかな媚肉を大きく剥きくつろげてみせた。
おおーっと、どよめきのうねりが広場を揺るがした。
(ひいっ、いやあああああっ)
出典:~敗戦国の人妻 (フランス書院文庫) ~
著者: 御堂 乱
「全員、裸で壁際に並んで、尻をこっちに向けろ」夫の目の前で、餓えた獣たちの餌食になる令夫人。愛する娘をかばうため、兵士に強姦される人妻。収容所内で淫らな性的拷問にかけられる美母娘。縛られ、穢され、弄ばれ……無残に横たわる裸身。敗戦国を舞台に御堂乱が描く壮大なハードロマン!