達也はニヤリとすると、初美の身体をゴロリとうつ伏せにひっ繰りかえした。
「あ……なにを……」
初美は身体に巻いているバスタオルを押さえて、狼狽の目で達也を見た。
「まず熱をはかるんだよ、初美さん。肛門が一番正確にはかれるからね。体温計を初美さんの尻の穴に入れるんだ」
「そ、そんな……」
子供の前なので、初美は悲鳴をあげることもできず、抵抗したり逃げようとしたりすることもできなかった。
(いや、そんなこと、いやですッ……ああ、直人の前でやめてッ)
胸の内で狂おしいまでに叫びながらも、初美は戦慄に身体を強張らせるしかなかった。ワナワナとふるえる唇をかみしめる。
達也の手が伸びてきて、バスタオルから初美の裸の双臀が剥きだしにされた。白くムッチリと球のような形よさで、しゃぶりつきたくなるほどの妖しい肉づきだ。浣腸と肛門セックスを知って、また一段と肉づきが色っぽくなった。
必死に引き締めている臀丘の谷間を、達也はグイと押しひろげた。
「ああ……」
小さく悲鳴をあげて、初美はあわてて唇をかみしめた。
剥きだされた肛門がおびえるようにキュウとつぼまった。昨夜、達也や中学生らに犯されたのがウソのような可憐なたたずまいだ。
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!
