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「あ、イヤッ」反射的に身をそよがせたものの、乳房は大きな掌にすっぽりと鷲づかみだ。

鳴瀬夏巳

あわてふためいた蔭山が、亜佐美の髪の生え際を握り、左右に激しく揺さぶった。それでも放さないと見ると、拳でこめかみを一発殴りつけた。
火花が目の前で散った。亜佐美はたまらず顎の力を緩めて肉刀を吐きだすと、バスルームの冷えびえとした床に蹲っていた。
胸元へ長い両腕が伸びてくる。小ぶりな乳房が二つともに捕捉された。
「あ、イヤッ」
反射的に身をそよがせたものの、乳房は大きな掌にすっぽりと鷲づかみだ。蔭山は裸身を壁に押しつけて、力任せに乳房を揉みまわす。
亜佐美は動けない。筋肉質の胸を押しかえそうとしたが空しい抵抗である。逞しい指先が乳肉に食いこんだ。破裂せんばかりにギリギリと搾られる。勝ち誇るかのような不敵な笑みにさらされていく。
「向こう見ずだね。あの写真を忘れたのか」
亜佐美は一瞬のうちに凍りつかされた。蔭山の胸を押しかえそうとしていた細腕から、風船が萎むように力が抜けた。緊張で乾ききった唇がひとりでに震えはじめた。
「なんだ。急に顔色が悪くなったじゃないか」
「え……あっ……あっ、イヤですっ……」
すっぽりと握りこまれた乳房を、亜佐美をからかうように細かく揉み砕きはじめた。どうだ、悔しいか、と言わんばかりの、ねちっこくて憎々しげな手つきである。
「痛いっ……やめてえっ……」
乳房の疼きに亜佐美は呻いた。背筋がどんどんと寒くなった。撮影された恥辱のポーズが脳裏にくっきり描かれていく。肉刀に噛みついた気炎は、亜佐美の胸中から跡形なく消えた。

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