そんなわけで、今朝の朝食はコーヒーとフレンチトースト、数種類のフルーツという献立であった。
全裸にエプロン一枚しか着けていない人妻の志津子が、システムキッチンの前でフレンチトーストを焼いている。絹の光沢を持つなめらかな背中と、シミひとつないむき玉子のような白い双臀を目にして、精力絶倫の男たちがおとなしく朝食が出来るのを待っているはずもなかった。
昌平はテーブルから立ち上がると、志津子の後ろに立った。
昌平も竜二もフリチンの上に浩のナイトガウンを羽織っている。眠るのは夫婦の愛の褥であるダブルベッド。ふんぞりかえって、まるでこの家の主人気取りだった。
「奥さん、本当にいいケツしてるね」
昌平の手が後ろから裸の双臀に触れてきた。
「むっちりして、食べてしまいたいくらいだぜ」
「や、やめて……」
志津子はビクンと腰を慄わせた。
「お願い……今は料理の……料理の邪魔をしないでください」
そんな言い訳をしなければならないなんて、なんと理不尽なのだろう。だが恥ずかしい思いをしないですむためには、男たちの機嫌をとるしかなかった。
「気どるなよ。触られるのが好きなくせに」
昌平は張りつめたヒップの丸みをいやらしく撫でまわした。それに飽きると双丘を鷲づかみにし、量感を味わいながら交互にやんわりと揉みしだく。熟れた人妻の尻肉はとろけるように柔らかく、それでいて指をはじきかえす弾力があった。朝勃ちの収まらない昌平のペニスはさらに怒張した。
「料理ったって焼くだけだろうが。簡単じゃねえか。奥さんのこの感じやすい身体に火をつけるのと同じくれえ簡単だぜ。ヘヘヘ、たまんねえケツしてやがる」
「そんな……ひどいわ……」
志津子の美しい顔がカーッと羞恥に赤らんだ。
著者: 御堂乱
「どこまで許せば満足してくれるの? もう出てって」男の肉茎をしごかされながら悲壮な目で訴える志津子。二人組に占拠された高島家のリビングで続く凌辱の狂宴。妻の痴態を力なく見守る夫、婚約前の躰を穢される家政婦。ついには身を挺して守ろうとした愛娘の操までが……極限状態下に置かれた男女がさらけだす愛と性の真実!