尻たぶを鷲掴みにされて左右に割り開かれる。そして剥きだしになった肛門に亀頭の先端を押し当てられた。

「ああっ……な、なにをなさるつもりですか？」
命令されて試着室の壁に両手をつくと、いきなり背後から纏わりつかれる。
押し殺した声で抗議するがスカートを腰までまくられて、抗う間もなくストッキングとパンティを剥きおろされてしまう。
「そんな、まさかここで？……」
「仁科夫人の大好きなモノを差しあげますよ」
硬いモノが臀部を小突きまわしてきたかと思うと、尻たぶを鷲掴みにされて左右に割り開かれる。そして剥きだしになった肛門に亀頭の先端を押し当てられた。
「ひあっ、そ、そこは……やめ――くううっ」
有無を言わさず巨大な肉亀が侵入を開始する。
散々嬲られた記憶はまだ新しい。挿入の激痛を軽くする方法は、嫌でも身体が覚えている。口を大きく開けて息を吐きだすと、亀頭がズルリと入りこんできた。
「あくううっ、ひっ、ひっ……ンンンっ、い、いやです」
一番太い部分さえ呑みこんでしまえば、痛みは嘘のように消え去っていく。
（こんなこと、いやなのに……）
肉体的な苦痛を感じないことが、却って精神的に香織を苦しめる。心ではどんなに抗っても、身体はアナルセックスに順応していくような気がして恐ろしい。