やめなくてはと思っても、初美はやめられなかった。
ぴっちりと捻り棒を咥えた肛門に、冷たい外気が流れこみ、中学生らの視線がかぶりつくように集中しているのがわかる。
(あ、ああ……こんな外で……)
初美は肛門が熱くうずいて、身体の芯がしびれた。
(ああ、見ているだけじゃ、いや……いじって……ああ、捻り棒を動かして……)
我れを忘れて叫びたくなった。
膝とハイヒールがガクガクとして初美は何度もフラついたが、双臀を中学生たちのほうへ突きだし、自ら臀丘の谷間を割りひろげている姿勢を崩そうとはしない。
「すごいだろ。初美さんは太いものをいつも尻の穴に咥えこんでいるのが大好きなんだ」
達也はまた自慢気に言ってあざ笑った。中学生たちがもう初美の肛門に夢中なのが、達也をいっそう得意にする。
「もっとよく初美さんの尻の穴を見たいだろう。これを抜けば、パックリ穴が開いて奥まで見られるよ」
達也が言い終わらないうちに、中学生たちはいっせいにうなずいていた。
達也はニヤリとして、また初美の双臀をパシッとはたいた。
著者: 結城彩雨
(あの子に見られたりしたら、私たち、破滅よ……)背後から息子の悪友に貫かれ、恍惚に喘ぐ初美は、誰にも見せたことのない淫らな牝の顔を浮かべていた。体育館、通学電車、寝室…時と場所を選ばない狼たち。最後の矜持を振り絞る美母の想いを打ち砕くように、物陰から覗き見ている我が子の手には浣腸器が!
