く・唇(描写)

大泉りか

まるで毛穴などひとつもないような、つるんとした肌理の細かい肌

ふわりと少し薄荷の混じった吐息が顔にかかるほどの距離で見ても、凪子は若々しくて美しかった。まるで毛穴などひとつもないような、つるんとした肌理の細かい肌、雛人形のようにつぶらな目を飾る睫は長く、濡れたように光る色気たっぷりの唇から可愛らしい八...
大泉りか

乳房を直に包み込み、目をうっとりと細めて揉みしだき始めた

凪子は、抑えた吐息を吐くと、左手で自らの乳房を直に包み込み、目をうっとりと細めて揉みしだき始めた。半開きの唇が何かもの言いたげに小さく動き、中に赤い舌がちろりと覗いた。
大泉りか

その下の身体が思いのほかボリュームがあり、豊満なせいだろうか

年の頃は三十歳を少し過ぎたところだろうか。ちんまりとした小さな顔の中に、長い睫に縁取られた黒曜石のような瞳と、薄い唇が整ったバランスで配置されている。清楚で上品な顔立ちだが、どことなく妖艶さが漂っているのは、その下の身体が思いのほかボリュー...
大泉りか

むっちりと張り上げたヒップがぷりんと張っていて

基本は丸顔の童顔であどけない顔立ちだが、しかしやや鋭い目つきが挑発的な表情を作り、その下の肉感的な唇がドキッとするほどセクシーだ。顔だけではなく、身体付きもいやらしい。派手なワンピースの下、窮屈そうに張り上げているグラマラスなバストは、少女...
庵乃音人

朱唇は、今日もまた蕩けるように柔らかだ

泣きじゃくる娘の口を、風のように奪った。再び奪うことのできた真帆の朱唇は、今日もまた蕩けるように柔らかだ。思わず知らず、鼻息が荒くなった。軽いキスだけで済ませるつもりが、身体の奥から沸々と、滾るほど熱くまがまがしいものが込み上げてくる。右へ...
庵乃音人

みずみずしさ溢れる肉厚朱唇は、ぷるんとジューシーなサクランボの味わい

みずみずしさ溢れる肉厚朱唇は、ぷるんとジューシーなサクランボの味わい。その上吐息はうっとりするほど甘やかで、啓太の鼻腔と脳髄をいけない心地に麻痺させる。
庵乃音人

舌と舌とがクネクネと互いにくねりつつ

キュートな美貌が色っぽく崩れ、ローズピンクの舌が飛びだしてくる。なおも惑いはありつつも、啓太はもう抗えない。おずおずと舌をだして応じると、ピチャ……。(うおお、何だ、これは!?)舌と舌とがクネクネと互いにくねりつつ、相手に擦れた。その途端、...
庵乃音人

卑猥なぬめりをたっぷりとたたえた肉厚の唇

柔らかで温かく、卑猥なぬめりをたっぷりとたたえた肉厚の唇。啓太の顔を両手で優しく包んだまま、右へ左へと熱っぽい調子で顔を振り、佳織は口を押しつける。(甘い息……ガムでも噛んでるみたい。女の人の息って、こんなにいい匂いなんだ)
庵乃音人

温かくて柔らかでヌメヌメしたものが、またも啓太の唇に密着した

温かくて柔らかでヌメヌメしたものが、またも啓太の唇に密着した。それが佳織の唇だと分かるまで、情けないことにしばらくかかった。