(私、自分からこんな……はしたないわ……ああっ、でも……)
でも子宮が疼いて仕方がない。逞しい剛直を頬張りながら、もどかしげに内腿を擦り合わせる。恥裂はしとどに濡れそぼり、すでに長襦袢までグショグショになっていた。このままでは着物の表面まで湿ってしまうかもしれない。
「フフッ。いかがですか、宮原夫人。満足できましたか?」
神谷は勝ち誇ったような薄笑いを浮かべながら、肉柱に吸いつく令夫人を見おろしていた。しかし、もうなにを言われても耳に入っていないのか、綾乃は蕩けた顔で貪るようなフェラチオを続けている。
「ンふうっ、ほむうっ……むほおおっ」
媚薬で酩酊状態に陥り、冷静な判断がつかなくなっていた。
(お薬を塗られたから……だから……だから、こんなふうに……)
自分に言いわけを繰り返し、飢餓感を癒やすように剛根を吸いあげてカウパー汁を嚥下していく。
「すごいですね。まるで盛りのついた牝豚だ」
外商部員の蔑みの言葉も、性欲を高めるためのスパイスにしかならない。
(あなた……浩二さん……許してください……)
夫は酒に溺れてしまったが、今でも心から愛していた。
「いいんですよ。お好きなだけ、おしゃぶりしていただいて」
頭上から神谷の声が聞こえてくる。
口内でカウパー汁を振りまいている逞しい肉茎は、永遠の愛を誓った夫のモノではない。しかし身体の疼きは耐え難く、もはや理性や常識ではコントロールができなくなっていた。
「あふンっ、ほふううっ……ンンっ、うふンっ」
艶っぽい鼻息が狭い試着室のなかに響いている。涎れを垂らしながら、男のペニスを夢中になってしゃぶりまわす。
(あなた、ごめんなさい……あなた……)
夫への愛は本物だ。それでも綾乃は愛蜜を垂れ流しながら、濃厚に舌を絡めて首を振りはじめる。夫のモノよりもはるかに太くて長い剛根を、骨の髄まで味わいつくそうとするかのように……。
著者: 北都凛
(あなた、許して。私にもう妻の資格はないわ)試着室、立ちバックで貫かれる38歳の社長夫人。かつて自分に低姿勢だった外商部員の罠に堕ち、凄絶な凌辱に耐えるうち、熟れた躯には魔悦が……美しい院長夫人、気丈な令夫人、二児の熟母。閉店後の百貨店は、淑女狩りの淫獄ハーレム!